
落ち着きがない、こだわりが強い、友達と上手く関われない。日常生活や学習でのつまずきを感じる。何とか言うことを聞かせるために、つい怒ってばかり。一体どうすればいいのか。子どものことが分からないし、自分もどうすれば良いのか分からない。
それは脳の機能障害である発達障害のせいかかもしれません。保育や学校生活の中で、不適応行動が見られるものの、診断がついていなかったり、未受診であるグレーゾーン。困った個性を持ち合わせているグレーゾーンの子どもたちは、周囲の対応で大きく変わっていくようです。
ふつうの子育てにも役立つ内容も多いので、ピンときたもので学ばれることが、今後の助けになるのではないでしょうか。育てにくい子供に困っている親の助けになりそうな本をご紹介をします。
目次
1.イラスト図解 発達障害の子どもの心と行動がわかる本
発達障害があっても、周囲の子供との関わり方で、経過が違ったものになってきます。どう対応するか?まずは、子どもの心や行動を分かってあげるのが近道ではないでしょうか? 気になる症状から、その特性を解説し、具体例を交えてアドバイスしてくれます。見やすく読みやすい本。
診断名ごとの解説書とは違い、もっと根本的な、「発達のおくれとは一体何なのか?」を教えてくれる本。子どものこころの病気や失調、障害を深く理解することで、周囲の人間が、どのように対処すればよいのか、わかるようになる。児童精神科医によって書かれたベストセラー書籍。
3.発達障害の子供を伸ばす魔法の言葉がけ
普段、子どもにどんな声がけをしていますか? 言葉がけは、子どもに発達の凸凹があるなしにかかわらず、とても大事で、何気なく接していた場合、意識する点を教わることは、とても気づきが多いはず。声がけのスキルをアップさせれば、子どもの行動が変わってくるのを実感できそうです。ABA(応用行動分析)を利用した「言葉かけ」の方法をイラスト入りで分かりやすく学べます。
4.発達が気になる子への生活動作の教え方―苦手が「できる」にかわる!
生活の中で、運動が上手く出来なかったり、道具が上手く使えなかったりして、支障をきたしていることはありませんか?どうやったら伝わるのでしょうか? 子どもにも分かってもらいやすい教え方が学べる本。
発達が気になる子への生活動作の教え方―苦手が「できる」にかわる!
5.発達障害の子の「イライラ」コントロール術
すぐにイライラして、かんしゃくを起す困った子どもは、困っている子どもです。そんな我が子にイライラして叱ってしまうお母さんも本当は、どうしていいか分からず、困っていますよね。親子のイライラをコントロールする術が学べる本です。発達障害があってもなくても役立ちます。
6.発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法
発達障害の子どもの子育てをされている先輩ママのお話は、実践的で参考になりますね。発達障害&グレーゾーンの3人の子どもを育てる著者がぶつかった悩みをどんなふうに解決してきたかを教えてもらえます。子育てに役立つ様々なアイデアが満載です。
続編も好評です。分厚い本ですが読みやすく、内容も充実しているとレビューも高評価。
7.立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方
こちらは、自閉症児の親が書いた本です。テキトー子育てを推奨され、テキトー母さんとしても有名な著者ですが、自身はテキトーとは程遠い性分で、他の子と比べたりして苦しまれたそうです。しかし、子どもの障害をあるがままに受け入れることから変わられたそうです。同じ悩みを持つ子育てのヒントに。