平等院から源氏物語ミュージアムへ・散策の道を歩く【宇治十帖の予備知識】

京都・宇治の源氏物語ミュージアム

平等院の拝観後、参道を歩くと、宇治川の近くに紫式部の石像が。紫式部は平安時代の女性作家・歌人で源氏物語の作者として有名ですね。橋を渡った向こうに源氏物語ミュージアムがあるのです。

宇治周辺の観光マップ

私はお茶屋さんで頂いた周辺マップを見るまで、ノーチェックでしたが、平等院以外にも宇治のエリアは見所が多く、人気になっているそう。上流では鵜飼も観られるのですね。(クリックで拡大)

早速、宇治橋を渡り、源氏物語ミュージアムに向かいました。

宇治市・源氏物語ミュージアム

ひっそりとした住宅地の中に溶け込んだ佇まいの建物がありました。

閉館していましたが、建物の周囲、源氏の小径を歩いてみることに。※さらに外周のさわらびの道から、仏徳山(大吉山)に登ると、平等院が一望でき、おすすめスポットのようです。

緑豊かな小径をすすむと、ガラス張りの建物が。会館時なら、お土産・カフェ・休憩スペースには無料で入れるそう。カフェの名前が『花散る里』。器量は今一つであるものの、心の美しさに光源氏が心惹かれた女性の名前です。足元にはシラン(紫蘭)の花。
さわらびの道に合流。静かですし、新緑がキレイ。本当に気持ちがいい。 
途中、与謝野晶子の歌碑がありました。本人の直筆。晶子は、紫式部を終生の師と仰ぎ、「源氏物語」の現代語訳もしているそうです。
宇治十帖にちなんで詠まれた歌ですね。

ヒカルゲンジと言う名前のツバキ。さすが光源氏、牡丹のような大輪の花で、美しいようですね。開花時期は1月~4月。
途中にある世界文化遺産・宇治上神社 正面はこちらかしら。 さらに進むと、鳥居がありました。鳥居をくぐって参拝の方が流れがよく、逆順になってしまっていますね。

源氏物語への誘(いざな)い

宇治十帖・早蕨の物語が書かれていました(画像をクリックで拡大)

宇治十帖は光源氏亡き後の物語です。wikipediaより引用すると、

柏木と女三宮の不義の子・薫と、源氏の孫・匂宮が、宇治八の宮の三姉妹・(大君、中君、浮舟)をめぐって織りなす恋物語である。つよい仏教色、無常感が作品の主調をなし、優柔不断で恋に対して決定的な強引さを持たない薫の人物造形がライバルである匂宮や第一部、第二部の源氏と対比されている。

簡単なあらすじも書いておきますね。

薫は『大君』に心惹かれるが、大君はつれなく、妹の『中の君』を薫にと望む。薫は匂宮に中の君を紹介し、自分は大君と、と考えるが、中の君と結婚した匂宮の足が遠のいたことを憂い、大君は亡くなってしまう。薫は中の君をプレイボーイの匂宮に薦めたことを悔やむのでした。

早蕨では、匂宮が薫と中の君を疑って嫉妬している様が書かれています。
平安時代の恋物語に思いを馳せていると、人力車に揺られて観光されていた着物姿のカップルとすれ違いました。

源氏物語散策の道

木陰が多く、夏でもお散歩に最適なようです。ミュージアムはペット不可ですが、周囲の道は愛犬を連れて歩くのにも好評です。
川沿いの道が、きれいに整備されており、とても美しいです。 『源氏物語散策の道』と書かれたプレートも。

宇治十帖のモニュメントとエピソード

宇治十帖のモニュメント。源氏物語・第51帖『浮舟』の中の場面がモチーフ。

中の君に紹介された大君に生き写しの異母妹『浮舟』。薫は今度こそ彼女と結婚しようと思っていたのですが、『浮舟』を見た匂宮は強引に関係をもち、三角関係に。石像は、『匂宮』が『浮舟』を小舟に乗せ宇治川の対岸へと連れ出すシーン。真面目な薫と違い、匂宮の男らしさや優しさに浮舟の心が揺れ動きます。
ですが、薫と縁づいていながら、匂宮に心惹かれた『浮舟』は苦悩し、行方不明に。宇治川に入水自殺したという浮舟の訃報に、匂宮も薫も悲嘆に暮れるのでした。

しかし、実は浮舟は生きていて・・・と物語は結末へと続きます。中の島に続く橋を渡って、平等院へ戻りました。
上流に天ヶ瀬ダムがあるそうです。宇治川の鵜飼が見られるのは、7月~9月のようです。夏の観光なら必見ですね。 駅方面に戻るのでしたら、逆のルートでの観光がおすすめです。

源氏物語の予備知識をマンガで

源氏物語と言えば、私は大和 和紀先生のマンガで読んで、大好きだったのです。文字だけでは想像しにくい平安時代の暮らしの様子や、官位などを物語と美しい絵で知ることができ、入門編として、おすすめです。

『源氏物語』についてwikipediaから引用すると、

平安時代中期に成立した日本の長編物語、小説。文献初出は1008年(寛弘五年)。作者の紫式部にとって生涯で唯一の物語作品である。主人公の光源氏を通して、恋愛、栄光と没落、政治的欲望と権力闘争など、平安時代の貴族社会を描いた。

ということ。一部のあらすじを簡単に書くと、

主人公、光源氏は帝と身分の低い女性の間に生まれた子であり、父の後妻としてやってきた藤壺の女御にいつしか叶わぬ恋心を抱きます。後に、沢山の女性と恋をする光源氏ですが、その心に住み続けていたのが、藤壺の女御。紫の上という優れた女性を妻にしても、その晩年まで藤壺の女御の面影を追って、愚かな行いをしてしまいます。

作品には平安貴族の様子はもちろん、それぞれの心理がわかりやすく描かれていて本当に素晴らしい!

学研の漫画で読む源氏物語もわかりやすいですよ。こちらは、宇治十帖までは網羅されていません。

→まんがで読む源氏物語は、学研ゼミの図書ライブラリー(初月無料)で読めますよ。
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関連記事月額500円・古典マンガも歴史マンガも読み放題・学研ゼミの図書ライブラリーの魅力

こちらの文庫本は、原文と現代語訳で読みやすく、豆知識も得られ、一冊で源氏物語を知る入門書として好評。

源氏物語を全く知らない人でも、館内で、30分交代で2種の映画が上映されているそうなので、大まかなストーリーが把握できるそうですが、予備知識をつけて訪問すると楽しさ倍増です。展示品には原寸大の牛車や、平安時代の丁度、六条院の建物の模型など。歴史のお勉強にもなりますね。

源氏物語は、ただの恋物語ではなく、人の愚かさや、人生の苦悩、因果応報など、色んなことを考えさせてくれる奥深い物語です。

源氏物語ミュージアム 観光情報

所在地/〒611-0021  京都府宇治市宇治東内45-26
電話/0774-39-9300
交通/京阪宇治線「宇治」駅下車、徒歩8分
JR奈良線「宇治」駅下車、徒歩15分
営業時間/9:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館/月 〈祝日の場合は翌日〉・年末・年始
料金/大人500円・小人(小・中学生)250円
※2019年4月1日から大人600円・小人300円に改定予定
車椅子可・ペット不可

関西文化の日は無料開放

お得な情報です。毎年11月に無料開館日が設定、関西各地の美術館・博物館、資料館などの文化施設が無料で開放されています。源氏物語ミュージアムも実施されています。実施日は、11月の第3土曜日、第3日曜日 を中心日とする11月中の期日(各施設が実施日を設定)

連休中はとても爽やかでした。春は桜、秋には美しい紅葉もあわせて楽しめそうですね!平等院と合わせて楽しみたいスポットです。

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